埼玉・熊谷市で発生した小学生ひき逃げ事件から15年
2009年9月30日、埼玉県熊谷市で当時小学4年生の小関孝徳くん(10歳)が自転車で帰宅途中、車にはねられ死亡するひき逃げ事件が発生しました。事件は未解決のまま、2024年で15年が経過しました。
遺族の活動と時効撤廃への訴え
孝徳くんの母親、代里子さんは事件発生以来、情報提供を呼びかける活動を続けています。2024年には、熊谷市が国に対して死亡ひき逃げ事件の公訴時効撤廃を求める意見書を提出することが決まりました。代里子さんは、「ひき逃げ事件を起こさせないためにも時効撤廃制度は設けるべきだと思っています」と訴えています。
情報提供の呼びかけと署名活動
遺族は、事件の風化を防ぐため、現場付近でチラシを配布し、情報提供を呼びかけています。また、時効撤廃を求める署名活動も行っており、これまでに15万筆近くの署名が集まっています。
警察学校での講演
2025年2月、代里子さんは埼玉県警の警察学校で講演を行い、事件解決と真相の解明を求めました。「なぜ息子が亡くなったのかもわからない。怒りをぶつけたくても犯人がいないからです」と語り、事件解決への強い思いを伝えました。
結びに
この事件は、15年経った今も未解決のままです。遺族の思いと活動が、事件解決への一助となることを願っています。
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